経営者に必要な「着眼点」の鍛え方 第121回・「モーニング」のメリット

起業家、経営者にとって大事なのは、世の中を見抜く力です。1つの事象をどう捉えるかで、ものの見え方も、そこから得られる情報も大きく変わります。そうした「着眼点」、実はトレーニングによって鍛えることができるのです。累計20万部を超えるベストセラーとなった『戦略思考トレーニング』シリーズでおなじみの経営コンサルタント・鈴木貴博氏に解説してもらいましょう。
それでは解説します!
モーニングは、1950年代に名古屋市から少し北にある一宮市で始まったといわれています。一宮市は日本有数の繊維のまちとして知られ、多くの機屋さんが立ち並んでいます。機織り機が大きな音を立てて稼働していることから、なかなか社内では打ち合わせができなかったようで、会議室の代わりに喫茶店を利用する会社が多かったのだとか。
モーニングは、そうやってよく利用してくれる常連客へのお礼の気持ちとして、お店側が独自に始めたサービスだそうです。そしてそれが色々なお店に広まり、独自の文化として発展したといわれています。
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