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未経験からの独立におすすめの”支援型独立”とは?それぞれの違いを解説 - アントレ起業・準備ガイドブック【起業・経営で必要な物事・サポートをまとめてそろえる】

未経験からの独立におすすめの”支援型独立”とは?それぞれの違いを解説

未経験からの独立におすすめの”支援型独立”とは?それぞれの違いを解説

『独立』と一口にいっても、さまざまな種類があります。

個人事業主として独立する人もいれば、最初から法人を設立する人もいるでしょう。

本記事では4種類の独立方法と、未経験からの独立におすすめの『支援型独立』を紹介します。支援型独立と呼ばれる3タイプ『フランチャイズ』『代理店』『開業支援』について、それぞれの違いやメリット・デメリットとあわせて解説します。

独立には4種類の方法がある

会社から独立し、自分のビジネスを立ち上げることを、アントレSTYLE MAGAZINE読者の方ならば一度は夢見たことがあるでしょう。しかし「安定した生活を手放したくない」「リスクが大きい」などのさまざまな理由で、多くの人が独立を諦めてきたのではないでしょうか。

自分に合った方法を選べば、リスクを抑えて独立することができます。

まずは、独立にはどんな方法があるのか、4つ紹介します。

スタートアップ型

スタートアップ型は、最初から法人として独立し、株式上場を狙う独立の方法です。いわゆる『スタートアップ企業』を立ち上げるタイプです。

法人としての信用力を活用できる、ベンチャーキャピタルからの融資を受けやすいなどのメリットがあります。

自力型

自力型とは、自らのアイデアや裁量で事業を行うタイプの独立を指します。基本的には1人で事業を立ち上げるため、今回お伝えする中でも、自由度は特に高いといえます。

すでにある程度のスキルや経験を持っている人に向いています。

支援型

支援型は、ほかの会社から支援を受けながら独立し、事業を行うタイプの独立です。代表的なのが、フランチャイズを活用した独立です。

確立されたノウハウやビジネスモデルをそのまま借りて独立できるため、経営経験がない場合や当該分野での就業経験がない場合の独立に適しています。

事業継承型

事業継承型は、すでにある会社を引き継いで、事業を行うタイプの独立です。新しい事業を立ち上げるというよりは、引き継ぐべき部分と変えるべき部分を見極め、事業をブラッシュアップするイメージです。

安定した基盤の上でビジネスを進められるのがメリットです。

未経験でも有利にスタート!3タイプの”支援型独立”

紹介した4種類の独立方法の中でも『支援型独立』は、経営経験がない場合や当該分野での就業経験がない場合の独立に向いています。そして支援型独立には3種類のものがあり、それぞれ向いている人も違います。

・フランチャイズ
・代理店
・開業支援

次からは、3つの支援型独立のメリット・デメリット、ほかの支援型独立との違いをお伝えします。自分にはどの方法が合っていそうか、イメージしながら読み進めてみてください。

フランチャイズ

フランチャイズは、支援型独立の中でもポピュラーなビジネスモデルです。フランチャイズ本部が長い年月をかけて培ったノウハウを借り、万全のサポートの下でビジネスを始められるので、経営未経験から独立し、経営ノウハウを学びたい人に向いています。

フランチャイズのメリット

フランチャイズの主なメリットは、次の3つです。

・経営未経験でも独立しやすい
・リスクやコストを抑えやすい
・事業を”横展開”しやすい

チェーン店のブランド力やノウハウをそのまま借りられるフランチャイズなら、経営経験や当該分野での就労経験がなくても安心して独立できます。サポートが充実しているためリスクを抑えやすく、本部が行うテレビCMやWeb広告の恩恵をそのまま受けられるため、コストも抑えやすいでしょう。

フランチャイズのデメリット

フランチャイズの主なデメリットは、次の3つです。

・自由度が低い
・ロイヤリティが発生する
・自分の辞めたいタイミングで辞めることが難しい

フランチャイズでは、スーパーバイザーと呼ばれる本部から派遣される社員からのアドバイスや販促商品の提供などといった経営サポートの対価としてロイヤリティが発生します。ロイヤリティは売上の中から支払うので、最終的に手元に残る利益は、自力で同じ売り上げを上げたときよりも少なくなるでしょう。

経験の浅いうちはありがたいマニュアルも、ビジネスに慣れ「もっとこうしてみたい!」と思うようになると、不自由に感じるかもしれません。そして、基本的にはフランチャイズには契約期間が定められ、期間中に解約すると違約金が発生する場合があります。また、契約終了後の同業種での独立を禁止する『競合避止義務』という義務が契約に含まれている場合がありますので「いずれは自力で独立したい」と考えている方は、契約前にしっかり考えてから独立しましょう。

ほかの支援型独立との違い

フランチャイズとほかの支援型独立との違いは、主に『サポート』と『自由度』の2つです。

フランチャイズは代理店や開業支援と比べても、サポートが充実しています。研修やマニュアルだけでなく、チェーンのブランド力や本部の仕入れルートをそのまま活用できるなど、フランチャイズならではのサポートはたくさんあります。

しかし前述のとおり、手厚いサポートを不自由に感じることも、あるかもしれません。

フランチャイズについてもっと知りたい方は、こちらの記事も読んでみてください。

フランチャイズとは?意味や仕組みを分かりやすく初心者向けに解説

https://entrenet.jp/magazine/25755/

代理店

代理店とは、代理店本部から商材の利用権を買う仕組みです。フランチャイズと違い、サポートがない場合もありますが、経営に関する自由度は高いです。自分のやり方でビジネスを進めたい人や、自らの強みを活かしたい人に向いています。

代理店のメリット

代理店の主なメリットは、次の3つです。

・自由度が高い
・費用を抑えやすい
・事業の幅を広げやすい

代理店は、サポートやマニュアルがあまりなく、自分のアイデアを活かしてビジネスを進められます。同じ代理店でも、全く違う方法で事業に取り組んでいることは、よくあります。

サポートやマニュアルがないため、サポートの対価として支払うロイヤリティはないところがほとんどです。ただし、手数料やシステム利用料などが必要になる場合があります。

費用を抑えて、自由にビジネスを進められるので、いろいろな新規事業に挑戦することもできます。

代理店のデメリット

代理店の主なデメリットは、次の3つです。

・継続的なサポートはない
・雑務が多い
・収益をイメージしづらい

代理店には、基本的に継続的なサポートがありません。ビジネスを成功させるには、自らアイデアを出し、努力しなければなりません。もちろん、経営に関するあらゆる雑務も、自分で行う必要があります。

また、契約前に収益のイメージがしづらいのも、代理店のデメリットです。自由度の高い代理店では、それぞれのビジネスオーナーが、自分のやり方で事業を進めています。「こうすれば、このくらいの収益が得られる」といった収益のモデル化は、開業当初の代理店では難しいでしょう。

ほかの支援型独立との違い

代理店とフランチャイズは、”正反対”の位置にあるといえるでしょう。

サポートが手厚い代わりに自由度の低いフランチャイズに対し、代理店はサポートが薄い代わりに自由度が高い本部が多いです。代理店であれば、同じ商材を扱うとしても、自分の強みを活かした営業ができます。コミュニケーション力を活かして契約を取るオーナーもいれば、Webを使ってマーケティングするオーナーもいるでしょう。

アイデアや努力が必要な反面、自分のやり方でビジネスを進められるのが、代理店とほかの支援型独立の違いです。

開業支援

開業支援は、フランチャイズと代理店の中間のような位置にあります。開業まではノウハウ提供に特化し、開業後は商材提供に特化する仕組みです。ある程度のレクチャーだけ受けて、後は自分のやり方でやりたい人に向いています。

開業支援のメリット

開業支援の主なメリットは、次の3つです。

・準備を整えてから独立できる
・ビジネスそのものに集中しやすい
・費用を抑えやすい

開業支援は、開業まではノウハウ提供に、開業後は商材提供にそれぞれ特化して、ビジネスオーナーを支援します。十分な知識をつけてから開業し、開業後は商材を売ることに集中できます。かかる費用はサポート代、商材代のみの場合が多く、ロイヤリティのように毎月発生する費用は基本的にありません。

開業支援のデメリット

開業支援の主なデメリットは、次の3つです。

・ノウハウを活かすための能力が必要
・開業後の軌道修正がしづらい
・強い精神力が必要

開業支援でノウハウ提供が受けられるのは、開業までの間です。開業した後は、基本的に自力でビジネスを進めることになります。やり方が間違っていても、自ら気付き、軌道修正しなければなりません。

かかる費用が少ないのはありがたいものの、費用の少なさ故に、ついつい怠けてしまう人もいるでしょう。「開業前のサポート費用だけ払って終わり」にならないためには、強い精神力が必要です。

ほかの支援型独立との違い

開業支援は、フランチャイズと代理店の”イイトコ取り”をしたようなスタイルの支援型独立です。フランチャイズのようなロイヤリティや制約がなく、代理店と違い、開業前にはノウハウ提供が受けられます。

しかし、開業支援で受けられるのは、あくまでもノウハウ提供です。サポートは原則ないため、自分にとってやりやすい方法でノウハウを活かすのは、それなりに難しいものです。

開業支援は、手厚いサポートを不自由に感じる人や、自分1人で考え、行動したい人に向いています。

やりたいことや適性を考え、自分に合ったビジネスを選ぼう

一口に「独立する」といっても、さまざまな方法があります。本記事で紹介した支援型独立は、特に経営経験がない人の独立に適した方法です。自分の適性や能力に合ったタイプの支援型独立を活用すれば、短期間で、思わぬ成功を得られるかもしれません。

とにかくリスクを下げたい人、実地で経営を学びたい人には、フランチャイズがおすすめです。会社員としての適性が高い人におすすめの独立方法であり、独立しながら、組織の一員としてビジネスに取り組めます。

自分の強みを知っている人、自分のやり方でビジネスをしたい人には、代理店がおすすめです。自由度が高く、自分の能力を活かした経営戦略を取れるため、「経営者ならではのワクワク感」を味わえるでしょう。

サポートは最低限でいい人、効率よくビジネスに取り組みたい人には、開業支援がおすすめです。提供されたノウハウをどう活かすかは、それぞれのオーナー次第です。上手く使えば、最小限のコストで大きな利益を上げられるでしょう。

PROFILE

赤塚 元基

新潟県新潟市在住のフリーライター。
SaaSなどのIT系、投資やベンチャー企業の動向、オウンドメディアなどビジネス系を主に執筆。
元記事はこちら
アントレSTYLE MAGAZINE
https://entrenet.jp/magazine/27478/
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