【スキル・経験別】独立できる仕事9つと、低リスクで独立する方法
- 2022.05.16
- 会社設立

「自分ならどんな仕事で独立できるかな?」と考えたことがある方もいるでしょう。
本記事では、独立できる9つの仕事を集めました。スキルを活かして独立できる仕事や、経営未経験でも独立できる仕事など、人それぞれに合った仕事を紹介します。
低リスクで独立する方法もお伝えするので、今後の計画にお役立てください。
スキルを活かして独立できる仕事
「どうせ独立するなら、自分のスキルや経験を活かしてみたい!」と考えるアントレSTYLE MAGAZINE読者の方は多いでしょう。スキルを活かして独立すれば、独立当初からある程度の安定・成功が見込めます。
まずは、スキルを活かして独立できる仕事を3つ紹介します。
・デザイナーやエンジニア
・教室の運営
・相談やカウンセリング
1.デザイナー・エンジニア
デザイナーやエンジニアは、スキルを活かして、会社で任されていた仕事と同じ業務内容で独立できる仕事の一つです。
デザイナーやエンジニアは、フリーランスとして独立するのが一般的です。元勤め先の会社の外注先として、案件を受注できる仕事でもあります。PCや、会社員時代に使っていた道具で始められるため、少ない資金で独立できる仕事という魅力もあります。
2.教室の運営
教室の運営は、自らの専門スキルとコミュニケーション能力を活かして独立できる仕事です。
書道教室やピアノ教室などの子供向けの習い事や、英会話やビジネススキルなどのビジネスマンを主な顧客とした教室もあります。特別なスキルがなくても、少し工夫することで独立できる仕事でもあります。例えばPCやスマホが得意な人であれば、地域でパソコン・スマホ教室を開催することもできるでしょう。
実際に教室を開くだけでなく、オンライン教室といったスタイルも増えてきています。
3.相談・カウンセリング
相談やカウンセリングビジネスも、スキルを活かして独立できる仕事です。
最近では、オンラインの結婚相談所もあります。特別なスキルがなくても、コミュニケーションスキルや自身の経験を活かして独立できる仕事です。カウンセラーの資格を持っていれば、独立できる仕事の選択肢はさらに広がります。カウンセリングルームを開くだけでなく、複数のカウンセラーが登録する『オンラインカウンセリングルーム』のようなサービスもあります。
副業から独立できる仕事
リスクを抑えて独立する方法に、副業で経験を積んでから独立する方法があります。では、副業から独立できる仕事には、どのようなものがあるのでしょうか。3つ紹介します。
・ライター・校閲
・レンタルビジネス
・買い取りサービス・せどり
1.ライター・校閲
ライター・校閲は、副業として経験を積んでから、独立できる仕事です。
ライターは、書籍やインターネットなどに掲載される、さまざまな記事を書く仕事です。本記事も、副業で経験を積んでから独立したライターが書いています。
校閲は、文書や原稿などの誤りや不備を調べ、指摘する仕事です。WEBコンテンツの校閲であれば、ほぼ在宅で完結するため、在宅勤務を希望の方には良い独立手段といえるでしょう。
2.レンタルビジネス
レンタルビジネスは、副業のまま続けることも、経験を積み独立することもできる仕事です。
オフィス用品やイベントで使う備品、さらにはミーティングスペースや収納スペースなど、さまざまなものをレンタルします。初期投資は必要なものの、一度購入したものは何度もレンタルできるので、利益はどんどん大きくなっていきます。
慣れるほど実務に割く時間は少なくなるので、副業のまま続けるのもいいでしょう。
3.買い取りサービス・せどり
買い取りサービスやせどりも、副業から独立できる仕事として根強い人気を誇ります。
買い取りサービスは、中古品や貴金属の買い取り・販売をするサービスのことをさします。中古品の買い取り販売店だけでなく、インターネット上で独立できる仕事でもあります。
せどりは、いきなり独立できる仕事というよりは、副業として始めるべき仕事です。中古品販売店やネットショップなどで掘り出し物を安く買い、高値で転売するのがせどりの基本です。どうしても在庫を抱えることになるので、本業の収入の一部を使って始めるのがおすすめです。
せどりに関して詳しく知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。せどりの始め方や注意点などを、総合的にお伝えします。
せどりとは?仕入れ先から販売先、始める際の注意点を解説!
副業で行える仕事は他にもあります。こちらの記事で紹介していますので、あわせて読んでみてください。
1人で独立できる仕事
「仲間を集めて独立するより、1人で独立したい!」
『個の時代』が声高に叫ばれる現代において、そう考える人もいるのではないでしょうか。「自分は会社員に向いていないのでは?」という思いから独立を目指す人にも、1人での独立はおすすめです。1人で独立できる仕事を、具体的に3つ紹介します。
・宅配サービス
・家事代行
・小売業・コンビニエンスストア
1.宅配サービス
宅配サービスは、1人で独立できる仕事の代表格です。
宅配サービスというと、通販販売の商品配達を思い浮かべる人が多いでしょう。しかし最近では、お弁当やミールキット(食材とレシピが自宅に届けられ、手軽に自炊できるサービス)などの宅配サービスも増えつつあります。飲食系の宅配サービスであれば、地域に固定客も作りやすく、収入も安定しやすい傾向にあります。
2.家事代行
家事代行は、最近注目が集まる『1人で独立できる仕事』です。
具体的には『ハウスクリーニング』や『高齢者向けの家事代行サービス』を指します。特に共働き世帯にとって『家事をする時間の確保』は難しいものです。双方ともに仕事で疲れており「家事をしようという気力も起こらない」人も多いのではないでしょうか。また、仕事で時間を取られる分、家族の時間は以前よりも貴重に感じている人は多いでしょう。貴重な時間を有効活用するために、家事代行サービスを利用する家庭が増えています。
高齢者向けの家事代行サービスにはさまざまなものがあり、変わったものでは『お墓掃除代行』というものまであります。
まさに、社会全体でニーズが高まっている仕事であり、今後も需要と供給が増え続けていくといわれている仕事です。
3.小売業・コンビニエンスストア
小売業やコンビニエンスストアも『1人で独立できる仕事』として、根強い人気を誇っています。
手作り雑貨やセレクトショップなどの小売店は、たくさんの従業員を必要とせず、自分1人でもオープンできます。地域のニーズに合っていたり、根強いファンを獲得したりできれば、想像以上の売り上げを作り出すこともできるでしょう。
コンビニエンスストアは、フランチャイズを使い『1人で独立できる仕事』として、人気を集め続けています。従業員を雇う必要はあるものの、開業自体は1人で行えます。フランチャイズ本部からのサポートを受けながらであれば、経営未経験でも低リスクでビジネスに取り組めるでしょう。
物件改装も設備も手続き申請も、全てDIY !<アントレ本誌:2019年春号より転載>
低リスクで独立する3つの方法
独立を夢見て綿密な計画を立てながら、リスクを恐れて実行に移せない人は多いです。リスクを考えることは、堅実で素晴らしいことです。しかし、必要以上にリスクを恐れるべきではないのもまた事実なのです。
最後に、独立するうえでの強力なリスクヘッジを、3つ紹介します。
・副業から始める
・助成金や補助金を活用する
・フランチャイズを活用する
副業から始める
副業から始めるのは、誰でもできる、独立のリスクヘッジです。
独立当初は、集客や仕事の獲得に、誰しも苦労します。しかし、副業から始め、固定客やクライアントを獲得しておけば、独立後の仕事もある程度安定します。副業時代にノウハウも貯められるので、一石二鳥でしょう。
助成金や補助金を活用する
助成金や補助金を活用すれば、開業資金の負担を大きく減らせます。経営や生活にあてられる資金が増えるので、開業後しばらくのリスクを軽減できます。
助成金や補助金は、国や地域が主体となった事業主の支援制度であり、利益目的の制度ではありません。そのため、融資やローンと異なり、お金を返す必要もありません。
事業資金を借りるのではなく「もらえる」のが、助成金や補助金の大きな特徴です。
フランチャイズを活用する
フランチャイズを活用すれば、長期的に独立のリスクを下げられます。
フランチャイズ契約の中には、開業資金の一部を負担してくれるものや、ロイヤリティが不要なものもあります。加盟店がより多くの利益を出せるように、独自システムを構築するフランチャイズも増えてきました。
何より、独立前に十分な研修を受け、独立後も集客や経営のサポートを受けられるフランチャイズは、経営未経験からの独立に最適です。実務をこなしながら、経営者としてのノウハウを着実に身につけていくことができます。
フランチャイズとは?意味や仕組みを分かりやすく初心者向けに解説
未経験でも独立できる仕事はたくさんある!
独立するには『自分ならではの強みや、特別な才能』が必要なようには思えるかもしれません。しかし特別なスキルがなくても、独立できる仕事はたくさんあります。
何より、多くの人は、何かしらのスキルやノウハウを持っています。ただ、気付いていないだけです。自分にはどんなスキルがあるのか、スキルがなくても(コミュニケーションやPCの操作方法のような)人よりも得意なことはないか、探してみましょう。できる仕事は必ずあります。
世の中にはどんなビジネスがあり、どんな方法で未経験の人を支援しているのか。フランチャイズを活用する・しないは別として、そのビジネスモデルは必ず参考になるでしょう。
赤塚 元基
SaaSなどのIT系、投資やベンチャー企業の動向、オウンドメディアなどビジネス系を主に執筆。
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